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-境界- BOUNDARY

Day:2024/12/14.15

Place:SPACE DEPARTMENT in NARA

​奈良にある築90年の農家を改装したクリエイティブ・ハブスペースにて

奈良を中心に活動している12名のアーティストによる

「-境界- BOUNDARY」をテーマに作品を発表しました。

◾️Artist
Eugene Soler(建築家)

生駒敦(華道家)

Naoki Takamura(フォトグラファー)
IWACO(想創作家)

ピオニール かまぼこ(芸術家)

一瀬 大智(画家)
岡本 奈香子(アーティスト)

たかはし なつき(彫刻家)
Yang Takase Kwihae(ドキュメンタリー)

北村 大宰(アーティスト)
寺島 のどか(アーティスト)

Ibuki(アーティスト)

スクリーンショット 2024-12-22 13.00.25.png

-境界- BOUNDARY

“境界 “の言葉の定義は、物理的な意味や概念的な意味など複数ある。

物理的な境界とは、異なる2つの地点の端や限界、あるいは、ある物体と別の物体を隔てる線や印などである。 例えば、壁は、内側と外側、安全な領域と危険な領域、必要なものと不要なもの、を空間的に分離するものである。一方、概念的な境界とは、感情的な境界、社会的な境界、宗教的な境界、経済的な境界など、抽象的な範囲を区別するものである。 私たちは、知らず知らずのうちに、なんらかの境界に囲まれて生きている。必要な境界もあれば、私たちの可能性を制約する幻想に過ぎない境界もある。

2024年までの昨今、私たちは、これまでの境界線が挑戦され破られるのを目の当たりにしてきた。国家間では戦争が起こり、政治的相違や経済的格差は広がり、文化的な境界はますます拡張している。

境界とは、いつ、どこで、どのように生じ、そして、なぜ必要であり続けるのか?

本展覧会では、アーティストに「境界」の意味と意義、そして、それぞれの作品や個人的なイデオロギーを再定義してもらう。

IMG_1092.jpg

巣-nest-

一つの空間に「巣」を作ることで一つの新しい空間が生まれた。

さらに「巣」という中で一つのコミュニティが生まれ、

その中では外敵から守られるという保証をも生まれた。

側や外から見たその巣は、家主の許可無しでは立ち入ることが禁じられ巣ができる前の空間を干渉することができなくなった。

中に入れないという物理的な遮断と、干渉することができない精神的な遮断が境界を生んだ。

巣の中に入るのか、巣の外に出るのか、どちらを選ぶかで見える世界の景色は大きく変わる。

〈素材〉

すだれ(竹)・麻紐

〈照明〉

​エジソン電球

Photo by Naoki Takamura

【NARA COLLRCTIVE 2024Group EXHBTN- BOUNDARY-】

奈良を拠点に活動するアーティストの方々に混ってグループ展に参加させていただきました。​空中建築は大きな都市。その世界線で存在する新しい「巣-nest-」を作りました。囲いを作れば新しいコミュニティが生まれます。それは良くも悪くも、たった一枚の壁で世界が変わることを意味しています。

総勢12名のアーティストが参加し、一つのテーマから考え方が全く違う作品を発表されていました。物理的な境界や、精神的な境界。人との距離感を繊細な感覚で表現したアーティストが揃ったグループ展でした。

お声がけしていただいたEugene solerさん、ありがとうございました。

SPACE DEPARTMENT

〒631-0846 奈良県奈良市平松1丁目27−12

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